吐き気・嘔吐に悩まされている人はストレートネックを疑ってみても良いかもしれません。ストレートネックが引き起こす吐き気について、メカニズムや対処法をまとめました。
ストレートネックは本来カーブを描いているはずの頸椎が真っすぐに伸びている状態です。頸椎は、およそ5kgもある人間の頭をバランス良く支えるためにカーブを描いていますが、真っすぐ伸びてしまうと重心が崩れてしまいます。その負担を補強するために筋肉の収縮が続いた結果、神経や血管が圧迫されて自律神経の乱れが生じてしまうのです。
食べ過ぎ飲み過ぎ、乗り物酔いなど明らかに原因が分かっている吐き気は時間が経てば治りますが、なかには原因不明の胃のムカつきや吐き気に悩まされている人もいます。吐き気は、胃腸炎、食あたりといった日常生活に関係するものを始め、虫垂炎、肝炎、胆石症などの病気が隠れていることがありますが、実は自律神経の乱れによって起こることをご存知でしょうか。
吐き気は、脳にある嘔吐の指令を出す部分に向けて、自律神経が信号を送ることによって起こりますが、何らかの理由で自律神経が乱れると、脳に誤った信号を送ってしまい吐き気が引き起こされます。
なかには吐き気の悩みを専門に診療する医療機関があり、嘔吐の原因をあらゆる角度から分析し、原因に基づいた治療を提供しているケースもあります。そのような医療機関は稀で、大半は胃腸内科などを受診して吐き気止めや炎症を抑える薬を処方して様子を見る流れになります。あまりに吐き気が続く場合は、レントゲンやCT、MRIといった画像診断を行いますが、自律神経の乱れが原因となる場合は病変が見つからないため「異常なし」と診断され、同じく薬を処方されるだけで終わってしまいます。
吐き気は薬を飲めば一時的に楽になるかもしれませんが、それは対症療法であって根本的な対策とは言えません。病院に行っても原因が特定できない場合は、ストレートネックが起因している可能性があります。薬だけに頼らず、ストレートネックの改善を始めてみてはいかがでしょうか?
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