ストレートネックが原因により起こる頚椎症の特徴や、症状、対処法をご紹介します。
ストレートネックが進行すると頭を支える頸椎に負担がかかり、骨や筋肉のほか、椎間板もむしばまれ、弾力が失われていきます。そのまま放っておくと頚椎症特有の症状である肩こり、首の痛み、手の痛み、しびれなどの症状が現れ、さらに進行すると脊椎を構成する椎骨も変形を起こし、我慢できないほどの痛みを伴うようになることもあります。また、尿や便の排泄がコントロールできなくなる膀胱直腸障害を併発するリスクも生じてしまうので、決して甘く見てはいけない病気です。
頚椎症は頸椎が変形する病気です。背骨をつなぐクッションの役目をしている椎間板や、背骨のつなぎ目の関節が変形することで起こります。変形した頸椎によって神経が圧迫され、慢性的な肩や首、腕、手指の痛みやしびれが生じます。
この頚椎症と深い関わりを持っているのがストレートネックです。それはストレートネックが重症化すると頚椎症を引き起こすことがあるからです。
頚椎症の治療は、保存療法と外科的手術がありますが、保存療法を選択するのが一般的です。保存療法には、さらに薬物療法と装具療法、ブロック注射、理学療法などがあります。薬物療法はおもに症状の緩和が目的で、炎症を抑えるステロイド剤や消炎鎮痛剤、神経痛やしびれを改善するビタミンB12製剤などを使います。ブロック注射と装具療法も同じく、症状の悪化を防ぐ対症療法です。
これらの保存療法により症状が改善されるケースが多いですが、完治するわけではなく痛みが再発することも少なくありません。
頚椎症の治療は対症療法がメインなので、問題の解決にはなりません。根本改善するためには頸椎症と深い関わりを持つストレートネックを改善させる必要があります。病院の治療だけでなく、ストレートネックの改善も積極的に行っていきましょう。
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