自律神経失調症は生活習慣の乱れやストレス、ホルモンバランスが影響していると思われがちですが、実はストレートネックが深く関わっています。ストレートネックと自律神経の関係、正しい対処法をまとめました。
自律神経失調症は、病院で検査をしても異常が見つからないのに慢性的な疲労やだるさ、頭痛、腹痛、不眠、しびれなどの様々な症状が現れる状態です。自律神経は全身の器官をコントロールしているため、バランスが崩れると全身のあらゆる機能に支障をきたします。
しかし、自律神経失調症は見逃されることも多いです。また、「整形外科を受診しても異常が見られない」、「内科で検査をしても病気が発見されない」という場合はストレスや心労と診断されて心療内科を紹介されてしまう人もいます。一方で、「自律神経失調症だろう」と安易に放置すると病気の発見を逃す可能性もあるので、自己判断も危険という非常に厄介な病気です。
自律神経失調症は様々な原因が絡み合っているため特定が難しいと言われていますが、実は自律神経失調症に悩む人の多くにストレートネックの所見が認められています。ストレートネックは頭を支える頸椎がまっすぐになってしまう状態です。本来はカーブを描き、頭をバランス良く支えていますが、ストレートネックになると重心がうまく分散されなくなるため、筋肉に負担がかかります。筋肉が常に緊張状態になり、周辺の神経や血管を圧迫して神経の伝達がうまくできなくなってしまい自律神経失調症の症状が現れてしまうのです。
自律神経失調症が認められた場合、多くは薬物療法によって治療を行います。薬は、自律神経を整える薬と精神不安を和らげる薬の二つに分かれます。例えば、精神依存ではない場合は自律神経の安定をはかる自律神経失調製剤を使いますし、ストレスやうつが伴う場合は精神安定剤が使われます。そのほか、ビタミン剤や、ホルモン剤、場合によっては漢方が選択されます。
自律神経失調症の治療では原因に応じた薬が処方されますが、ストレートネックの人は首の状態を改善しない限り、薬を飲み続けても解決には至りません。パソコンやスマホの操作でうつむき姿勢が多い人はストレートネックになっている可能性があるので、一度画像診断を受けてみてはいかがでしょうか。その上で、適切な対策を取れば自律神経失調症の症状も次第に改善していくはずです。
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